三原田組がDX認定事業者に認定
更新日:2025/11/21
三原田組(新潟県上越市)が、「DX認定事業者」として承認された。

DX認定事業者は、DX推進の準備が整備されている企業を経済産業省が認める制度。同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)が、単なるデジタル化ではなく「仲間と共に変革を起こす」取り組みであるというスタンスや、業務効率化だけでない「一人にしない組織力」で、社員が安心して挑戦できる環境を整備できた点などが評価された。上越地域の建設業では初めての認定となった。
今回の認定に当たり、三原田逸美副社長はDX推進の責任者に建築部の嶋田理恵氏を指名。三原田副社長と嶋田氏はゼロからリスキリングを通じてデジタルスキルを修得し、社内でのDX化を自走するための仕組みを整えた。三原田副社長は「社内の生産性向上を実現するため、嶋田をロールモデルに、バックオフィスから始めた取り組みが評価されたことが素直に嬉しい。次なる課題は社内全体での取り組みになるが、引き続き全社員が団結した動きが見せられるよう最善を尽くしたい」と意気込みを述べた。
三原田組は、『新潟県多様で柔軟な働き方・女性活躍実践事業』においてゴールド認定を受けており、今後も経営と現場が一体となった組織運営を手掛けていく方針である。
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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。

