国土交通省が320人のTEC-FORCE予備隊員を登録
更新日:2025/10/14
国土交通省は、災害時に被災地方公共団体への支援を行う「TEC-FORCE予備隊員」として、全国で320人を登録したことを発表した。地方整備局などで301人、地方運輸局等で19人が登録され、災害応急対策に関する支援体制を強化する。

TEC-FORCE予備隊員制度は、災害対応に関わる専門的な知識を有する民間企業などの人材を予備隊員として登録し、災害発生時に必要に応じ、非常勤の国家公務員として被災地での活動を可能にするもの。今回登録したTEC-FORCE予備隊員としての名簿登録期間は、2026年9月30日までとなっている。

地方整備局等における職務内容は、被災地における情報収集および関係行政機関等との災害応急対策に関わる連絡調整、被災地における被害状況調査、災害応急対策に必要となる地方公共団体などへの技術的助言となっている。

今後、国土交通省は、各地方整備局などにおいて、10月下旬を目処に災害派遣に必要な研修を実施する方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。