国土交通省が上下水道DX技術カタログを拡充
更新日:2025/10/14
国土交通省は、上下水道施設メンテナンスの高度化・効率化に向けて、「上下水道DX技術カタログ」に、45件の新たな技術を追加し、内容を拡充した。

上下水道施設の老朽化や管理に精通した熟練職員の減少が急速に進む中、将来に渡り上下水道サービスを提供し続けるには、デジタル技術を活用し、メンテナンスを高度化・効率化させる上下水道DXの推進が重要となっている。同省では、デジタル技術の導入を後押しする観点から、上下水道DX技術カタログを今年3月に公開。今回は、AI、ドローン、非破壊の地盤探査技術などを新しく掲載している。
カタログに掲載されている技術のうち、「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」で取りまとめた第2次提言で示された高度化・実用化すべき技術等に該当するものを同省で分類。高度化・実用化すべき技術等としては、管路内調査の無人化・省力化技術、大深度空洞調査技術、大口径管の管厚・強度測定技術、センシングによる継続的なモニタリング技術を挙げている。
カタログは、国土交通省のウェブサイトに公開されている。
カタログのURL:https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/watersupply_sewerage/jyouge_dx/index.html
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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。