通常総会・意見交換会を開催 長崎県建設業協会支部青年部連合会
更新日:2025/6/8
長崎県建設業協会支部青年部連合会(山下忠則部会長)は5月30日、長崎県庁で2025年度通常総会と県土木部幹部らとの意見交換会を開催し、受発注者が協調してインフラ整備を進めることなどを再確認した。

冒頭、山下部会長は「昨年度に要望した『大型ブロック積の使用の標準化』などで制度が改正され、有意義な意見交換となっている。忌憚のない意見をお願いしたい。そして、各支部でPRを積極的に行っているが、業界発展のため引き続き尽力していこう」と挨拶した。同協会の根〆眞悟会長は「生産性向上に必要なDXなど、青年部が牽引してほしい」と期待を寄せた。

総会では2024年度の事業計画と収支決算を報告し、25年度には新規事業として発注書類の簡素化などを進める協議会を設置することや、引き続き若手技術者等の確保・育成、県立高校工業科での出前講座などを実施する計画を決定。

意見交換会で、中村泰博技監は「受発注者共に顔が見える関係を築き、信頼を醸成する必要を感じている。九州地方の先頭を走れるよう取り組みを加速させよう」と呼び掛けた。連合会側からは熱中症対策や検査書類限定型工事など、県側からは担い手確保の取り組みに関する議題が挙がり、意見が交わされた。

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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。