日本造園建設業協会が地域リーダーズ勉強会を開催
更新日:2025/4/25

日本造園建設業協会は2月15日、沖縄県で地域リーダーズ勉強会を開催した。勉強会は、造園建設業界を牽引する若手・中堅の経営者、後継者、経営幹部育成を目的に、2010年に創設されたもの。当日は150人以上が参加し、各10総支部からの活動報告やパネルディスカッションなどを行った。

冒頭の挨拶で、赤嶺大佑 沖縄副総支部長は「14年目を迎える地域リーダーズ勉強会を、今年も開催できて嬉しく思う。このような機会を有意義な場として、業界発展のために活かしてほしい。変化を続ける造園業界だが、専門的な知識だけでなく人との繋がりを重視し、未来に向けた活動をしていこう」と呼び掛けた。
活動報告では、地域リーダーズ・総リーダーの松戸克浩氏を進行役に、各総支部の取り組みを発表。地域の特色を活かしながら、3つの「S(したたかに・しなやかに・しぶとく)」を意識しながら、主体的な活動を継続することを確認した。

パネルディスカッションでは、沖縄県が取り組む「街路樹維持管理ガイドライン」の策定や、街路樹データベースの整備などについて討論。また、仙台市が携わる街路樹管理や、造園業者とコンサル・発注業者との協業体制、適正なコスト管理のあり方などに関しての議論が繰り広げられた。

閉会後は、参加者同士による交流会を実施。各社の事業展開、地域特有の成功事例や現状の課題、業界活性化に必要な具体策などの情報交換を行い、新たな可能性の創出が期待される会となった。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。