新長期ビジョンを策定 日本建設業連合会
更新日:2025/8/2
日本建設業連合会(宮本洋一会長)は、新長期ビジョン「スマートなけんせつのチカラで未来を切り拓く -建設業の長期ビジョン2.0-」を策定した。

同ビジョンでは、未来の建設業の中核を担う若者に、夢と希望を抱かれるよう「2050年の建設業の姿」を示している。2035年に向けて担い手不足が深刻化する中、その課題を「生産性向上」と「入職者の増加」により克服する具体策を提言している。

ビジョンは、「はじめに」「第Ⅰ部」「第Ⅱ部」「第Ⅲ部」で構成。第Ⅰ部では建設業の進化に必要な道筋や未来予想図、第Ⅱ部では2050年に向けた業界活性化の具体策、第Ⅲ部では引き続き取り組むべき事項などを提示。中長期的な視点に立った上で、新4K(給与・休暇・希望・かっこいい)や、建設業が選ばれる産業に変革することを目指していく。
今回の策定は、将来を担う若い人たちに向けた、建設業全体を俯瞰した中長期的な方向性を示す、新たな長期ビジョンが必要と考え実施。今後も日本建設業連合会では、業界全体を見据えた課題解決に取り組む方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。