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新理事長に岩浪岳史氏 西多摩建設業協会

更新日:2025/6/3

西多摩建設業協会(榎森厚志理事長)は、5月27日に都内で第5回通常総会を開催した。

 任期満了に伴う役員改選では、新理事長に岩浪岳史氏(岩浪建設)が就任。副理事長に武田雅由氏(武田組)、理事に岡野恵之氏(岡野組)、田村聖氏(田村工務店)、監事に小池啓太氏(小池建設)、榎森翔一氏(榎木工業)、笹谷俊太氏(東日本建設業保証)が新たに就任した。

 冒頭、前理事長の榎森氏は、「昨年度、建設業界は2024年問題の対応に迫られ、多くの現場で困難が生じた。しかし、困難を前に立ち止まっていては何も変わらない。努力を重ね、前進していくことが重要」と述べた。また23年10月に会員企業の成友興業(あきる野市)が上場を果たした事例を挙げ、「歴史的快挙を達成し、協会としても誠に喜ばしく、非常に大きな刺激となった」と振り返り、「会員間の結束も高まり、活動が活発化する好循環が生まれている。この機を逃さず、今後も一致団結し、明るく前向きな協会を築いていこう」と呼び掛けた。

 総会では、2024年度事業報告や決算、25年度事業計画などが説明・承認された他、25年度国・都関係優良工事表彰を受賞した酒井組(青梅市)、成友興業(あきる野市)の3社に表彰状が贈られた。また、25年度の西多摩建設マイスターに認定された阿部清氏(長野土木)と坂本茂氏(酒井組)に認定証を手渡した。

 終了後には懇親会が開かれ、岩浪新理事長(岩浪建設)は、同会への参加および榎森前理事長への感謝の意を述べた上で、「新たな体制が始動する中で、地域建設業が今後も生き残っていくためには、『防災』『復旧』『復興』のキーワードが極めて重要となる。西多摩地域のさらなる発展、そして安心して建設業を営める環境づくりのために、力を合わせて取り組む」と決意を語った。

 来賓には、大勢待利明青梅市長、加藤育男福生市長、橋本弘山羽村市長、 中嶋博幸あきる野市長、山﨑栄瑞穂町長、東亨日の出町長、師岡伸公奥多摩町長、吉本昂二檜原村長らが出席した。

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