法面作業構台マルチアングル工法がNETIS準推奨技術に選定 日綜産業
更新日:2025/5/2
日綜産業(千葉市美浜区)の「法面作業構台マルチアングル工法」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」の「準推奨技術」に選定された。

同工法は、仮設資材を用いて法面上に安全な作業構台を構築できる独自技術。同社が開発したクサビ緊結式システム足場兼支保工「ニッソー3Sシステム」を応用したもので、様々な傾斜の法面に柔軟に対応できる。

NETISは、公共工事における新技術の活用促進を目的とした情報データベース。登録技術の中でも特に施工の安全性や効率向上に寄与すると評価されたものに「推奨技術」や「準推奨技術」の区分が与えられる。同工法は、2016年にNETISに登録されて以来、法面補修・法面防災対策・災害復旧工事など、累計2500現場以上で実績を積み重ねており、2021年にはNETIS区分が活用促進技術に昇格。今回の準推奨技術の選定に至ったという。

日綜産業では、今回の認定を契機に「法面作業構台マルチアングル工法」の更なる改良と普及に努め、全国のインフラ工事や防災・減災の現場を支えるソリューションとしての貢献を目指していく。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。