「みらいkids建設クラフトフェス2025」を開催
更新日:2025/12/21
島田建設工業団体連合会は12月14日、大河原建設安全衛生協力会と共同で、島田市役所一般駐車場にて、「みらいkids建設クラフトフェス2025」を開催した。

同フェスは、子供たちが建設業の専門技術と触れ合うことで、モノづくりの楽しさや魅力を体験するイベント。当日はブースにて、大工・塗装・左官・仮設・板金・重機などを体感できる場を完備。足場プラモデルの組み立てや、橋梁点検作業車への試乗、銅板のヘラ出しなど、日常では経験できない機会を提供することで、子供たちが建設業を身近に感じられるよう趣向を凝らした。イベントでは飲食ブースの他、ダンスステージも設けられ、地元でダンスを習う子供たちが日頃の練習の成果も披露。地域に住む人々が交流を持てる場としても機能し、現場に大きな賑わいを生み出すことができた。


大河原建設(静岡県島田市)の朝倉大輔社長は、「建設業の奥深さを周知することで、将来は建設業に就くことも選択肢に入れてほしいとイベントを企画した。今後も建設業が県民の生命・財産を守る不可欠な仕事と発信できるよう、地域の人々が集まる様々な企画を練っていきたい」と思いを述べた。また、足場ブースを担当したANT(静岡県島田市)の小澤克洋社長は、「このような機会を活かし、『現場で働く職人はカッコ良い』というイメージを建設業界に定着させていきたい。アメリカではブルーカラーの需要が急増していると聞く。この良い流れを国内の職人に対する待遇改善に繋げられるよう、今できる最善のことに集中したい」と展望を語った。

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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。

