OXがコンクリート構造物の変状点検サービス提供
更新日:2025/6/5
応用地質のグループ会社であるOX(東京都渋谷区)は、コンクリート構造物の変状スクリーニング点検サービス「OX点検」の提供を開始した。

同サービスは、AIを活用してコンクリート構造物の変状を効率的に検知し、短期間かつ低コストでの点検を可能にするもの。構造物の撮影からAIによる変状検知、目視チェック、レポート作成までを一貫して提供できる。AIが自動で変状の位置や形状を解析し、その結果を専門家が目視確認することで、高品質な点検結果を保証する。
また、デジタルカメラによる撮影で柱4面の展開図を作成し、ひび割れの位置・形状を記録したレポートを作成。従来の方法と比較して、納期を約50%短縮し、コストを大幅に削減できる。
サービスの提供を開始する時期は2024年12月からを予定。費用は、コンクリート柱100本の点検で50万円からとなっている。
OXでは今後、コンクリート柱以外の構造物にもサービスを拡大し、幅広い分野で点検業務の効率化を進めていく方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。