ライズがICT施工導入セミナーを開催
更新日:2025/6/5
ライズ(千葉県松戸市)は9月28日、東京都内で「ICT施工導入セミナー」を開いた。国土交通省が推進するICT施工の導入をサポートする目的で開催し、主に全国の土木建設会社の皆様を対象に、最新の技術導入に関する知見を共有する場として35名が参加。異業種の参加者も居て、ICT施工に対する関心度の高さが見受けられた。

セミナーでは、兵庫土木サポート(兵庫県西宮市)の条谷貴志社長が登壇し、ICT施工の基礎知識から、今が技術導入の好機であること、その具体的な根拠と理由について説明。低コストでの導入が可能であることを示し、特にiPhoneのLIDAR機能など、スマートフォンを活用した施工支援の実例を強調して紹介した。
続いて、栗山工業(茨城県美浦村)の栗山秀樹代表取締役が、自社のICT施工部門立ち上げ時の経験や、未経験の若手社員を活用して内製化に成功した事例について講演した。特に教育コストの課題を克服し、若手の採用を通じて社内のICT技術の浸透を図った成功事例は、参加者の多くから共感を呼ぶ結果となった。
ライズでは、今後も人材の固定支援やICT施工の導入支援に力を入れる方針であり、業界全体の技術革新を促進するため、セミナー開催などを積極的に手掛けていく。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。