日本ロープ高所作業協会が決起会
更新日:2025/10/19
日本ロープ高所作業協会(JSR)は10月11日、横浜市内で立ち上げメンバー決起会を開催した。当日は、正会員49社・準会員53社を正式な会員として活動していくことを発表。労働災害防止や社会貢献を行い、国と対話する団体として団結していくことで業界の改善を手掛けていくことを宣言した。

冒頭、代表理事の伊藤徳光氏(日本空糸・代表取締役社長)は、「10年後のロープ業界を良くしたいと、これだけ多くの会員企業が立ち上げメンバーとして集結できた現実が嬉しい。会員には建築、土木、ビルメン、設備、消防レスキューなど、様々なスペシャリストが在籍している。この特徴を活かせる展開を見せていくので、力を貸してほしい」と全体に呼び掛けた。

続いて、専務理事の上田雅人氏(4U・代表取締役)が登壇。「当協会は、『ロープ高所作業従事者の育成と安全基準の向上』を理念に発足し、『教育』『法改正』『社会貢献』を至上命題に活動する。若者が憧れるロープ業界として、より良い未来が作れるよう最善を尽くすので、協会全体で業界を活性化していこう」と挨拶した。

その後、設立の経緯や協会としての活動内容、特別教育認定企業制度の紹介や、ロープワーカーズコミュニティー(RWC)との位置づけの違いなどについても説明。参加企業の全社が自己紹介を行い、「私たちがロープ業界の歴史を作っていこう!」と今後の躍進を誓った。

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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。