類設計室が「建築業界サミット2025」を開催
更新日:2025/11/28
類設計室(大阪市淀川区)は、「建築の『バトン』を次代につなぐ~建築業界サミット2025~」を大阪本社で開催した。
サミットは、業界を牽引する企業と学生が10年後の建築業界の在り方を軸に各々のテーマに関して議論するイベント。当日は、50人以上が参加し、「企業が意識していること」「10年先の社会状況から建築を考える」「企業から学生へ、学生から企業へ期待をかけあう」などについて双方の意見を出し合い、深く考えた。

企業からは、大林組、コクヨ、三和建設、船場、野村不動産の社員が参画。学生と対等に議論するという斬新なイベントの中、学生が建設業をどのように捉え、入職するに当たっては何に重点を置いているかなどの理解に努めた。

今回のイベントでファシリテーターを務めた類設計の橋本宏氏は、「建築の世界だけで物事を考えるのではなく、その背景や本質を的確に捉え、未来を見据えた活動を今後も目指していくことが重要。このような有意義な機会を今後も創出していきたい」と総評した。 参加した学生からは、「積極的に『同じ視点』で建築業界の将来について、意見を出し合う貴重な体験ができた。今日の経験を就職活動にも活かしたい」との感想が上がった。

この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。

