酒井組が創業130周年記念式典を開催
更新日:2025/4/25

酒井組(東京都青梅市)は4月20日、都内で創業130周年記念式典を開催した。国会議員、都議会議員、業界や地元関係者ら約130人が出席し、来賓には衆議院議員の井上信治氏や青梅消防署の野崎孝幸署長、弁護士の郷原信郎氏などが登壇。これまでの変遷を紹介すると共に、同社のさらなる発展を祈念した。

冒頭、須田晶子社長は「1894年に石積みの職人集団として事業を開始以来、多くの方々のお力添えにより今日を迎えることができた。就任当初は、未熟な状態でのスタートとなったが、3年前に3DスキャナーのICT測量やドローンを活用した事業を開始し、ようやく軌道に乗り始めている。社内では、新しい評価制度を導入し、新たな仲間が加わるなど前向きな要素も増えてきた。今後も酒井組は、地元に腰を据えつつ『日本の数ある中の1社』ではなく、『広い世界の中で輝く1社』になれるよう、次の50年・100年を目指した活動を続けたい」と挨拶した。

式典では、これまでの経緯や実績を振り返る記念動画の上映や、社員表彰などを実施。その後、雨宮享工事部長が「先行きの不透明な時代に突入したが、社内外で一致団結して、この難局を乗り越えていこう」と乾杯を発声。場内では、酒井組との関わりのある企業や団体による歓談が続いた。
最後は、酒井政修会長が「決して平たんな道のりではなかったが、今後も地元の貢献を最優先にする酒井組としての役割を全うしていきたい。苦しい時に会社を支えてくれた社員は、私にとって宝。義理人情を大事に、与えられた環境でベストを尽くそう」と呼び掛け、記念式典を締め括った。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。