澤村らが戦略的事業提携を締結
更新日:2025/10/3
総合建設業の澤村(滋賀県高島市)と、森林活用や遊び場開発を手掛ける飛騨五グループである井上工務店(岐阜県高山市)、飛騨五木(同)の3社は「地域資源を活かした新しい価値創造」を目的に戦略的事業提携に関する協定を締結した。
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少子化や人口減少が進行する中、特に子供を育て支える環境づくりや地域経済の循環に着目し、澤村は「ゆたかな働き方・暮らし方ができる社会」の実現へ建築・不動産・地域共創プロジェクトを展開してきた。飛騨五木グループは、国産木材を活かした遊具や居場所づくりを通じて、子供の成長と地域活性化に取り組んでおり、これらの掛け合わせることで新しい価値の創出を目指す。

今回の提携では、地域資源を活かした体験型プロジェクトの共同企画・運営と木材を活かした全天候型の遊び場を核とした地域コミュニティ拠点の共同開発を掲げている。今後、滋賀県と福井県を中心に「子供たちの未来を育む空間づくり」「地域の魅力向上」に取り組む計画で、自治体や地域団体との連携も積極的に進め課題解決と価値創出に貢献する方針だ。
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。