島根電工が商店街の老朽街路灯を無償撤去
更新日:2025/8/2
島根電工(島根県松江市)は7月22日~24日の期間、島根県浜田市中心部の「紺屋町商店街」に設置されていた老朽街路灯の撤去工事を無償で実施した。

浜田市紺屋町商店街では、1998年に設置した街路灯(全24基)の老朽化が進み、約2年前から配電盤が故障。点灯する照明は24基のうち8灯のみという状況にあり、長年の風雨により損壊の恐れがあった。同社が本件に対して、浜田市からの撤去費用の補助はなく、組合の加盟店減少などで苦しむ状況を知り、無償での撤去協力を申し出る形となった 。

工事では、商店街のメインストリート約280メートル区間において、吊り下げ照明器具22台、スピーカー9台、関連配線の撤去を実施。今回の取り組みは、若手社員の育成を目的とした実地研修の場としても活用し、現場では工事長が新入社員に高所作業車の安全な操作方法、フルハーネスの正しい使用方法、道路使用許可申請の重要性、作業区画の設定などを指導した。紺屋町商店街組合の段原良則理事長は、「風で大きく揺れる日もあり、撤去され本当にほっとした。地域の安全・安心に貢献して頂けて嬉しい」と感謝の意を示した。

島根電工グループでは、今後も「地域社会への貢献」という経営理念のもと、事業活動を通じて人々が安全・安心に暮らせる社会の実現に取り組んでいく。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。