静岡県マンション・ビル改修技術協会が設立総会を開催
更新日:2025/4/25

静岡県マンション・ビル改修技術協会は、8月26日に静岡市内で設立総会を開いた。同協会は、マンション大規模修繕など建物改修に関わる施工会社やコンサルタントの育成や、建物の改修の地位・技術力の底上げを目的に設立、マンション大規模修繕や長期修繕計画の策定などにおいてマンション管理組合や、建物のオーナーをサポートする。

森英智会長は、「改修ジャンルの設計者や管理会社、施工会社、メーカー、ディーラー、専門工事会社が集い、情報共有や研究を進めていくための組織。静岡県内でも、老朽化したマンションやビルの数は年々増加しており、安全・安心な居住空間の確保は喫緊の課題となっており、建物の安全性、快適性の確保には定期的なメンテナンスと正しい修繕計画が必要。居住者の合意形成サポート、施工者選定、住まいながら工事など、改修工事の中でも分譲マンションの大規模修繕は高度な専門性が求められるため、大幅に不足している県内の関連企業の育成を急務と考えている」と意気込みを語った。

また来賓として、国土交通省住宅局の杉田雅嗣参事官や天野一など複数の静岡県議会議員が出席し、それぞれが協会設立を喜び、期待を口にした。
静岡県マンション・ビル改修技術協会は、正会員20社、賛助会員8社、個人会員1人として正式に発足し、今後は年間に数回程度の勉強会や行政などと連携して居住者向けセミナーなど開催していく方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。