スカイマティクスとローカスブルーが業務提携
更新日:2025/5/2
スカイマティクス(東京都中央区)とローカスブルー(東京都渋谷区)は、両社のプロダクトに関する業務提携を行った。内容は、スカイマティクスが提供するクラウド型ドローン測量サービス「くみき」と、ローカスブルー(東京都渋谷区)の自動解析オンライン3D点群処理ソフト「ScanX(スキャン・エックス)」を自動連携するもの。くみきで生成した3D点群データを、直接ScanXに自動連携し、ダウンロードやインポート・初期設定を挟むことなく、点群生成から解析までワンストップで実施できるようになる。複数の現場で端末ごとにソフトを購入する必要がなくなり、業務の属人化防止や効率化などを実現。くみきを活用しながら、ScanXの機能にあるフィルタリングやノイズ除去、出来形評価(ベータ版)を実行し、出来形管理帳票を自動出力することも可能になる。

スカイマティクスの渡邉善太郎社長は、「創業当初から親交のある宮谷社長が率いるローカスブルーと業務提携できて嬉しい。今回の連携により、現場で発生するデータ出入力の手間や、設定ミスなどを防ぐことで、誰もが気軽に点群データ生成から編集まで一気通貫でできるようにし、建設業界の発展に貢献していきたい」と意気込みを語った。また、ローカスブルーの宮谷聡社長も「今後も連携の範囲を拡大し、計測やGIS機能の利用まで行えるよう、スカイマティクスとは意思疎通を深めていく考えだ。私たちの目標は共通して、建設現場で働く方々の負荷を軽減すること。両社の関係強化が建設業界の生産性向上に繋がると信じ、あらゆる手段を尽くしていきたい」と展望を述べた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。