サンティー㈱に社名変更
更新日:2025/4/11
4月1日に社名を「サンティー㈱」に変更した旧デグチ工業(山口県下関市)が、3月21日に下関グランドホテルで新社名披露・標章発表会を行った。来賓や社員ら合計60人が集まり、企業イメージを一新し飛躍することを共有した。

手島健一社長は「建設需要はピーク時から半減し、少子高齢化による人手不足は深刻さを増している。このような環境下で選ばれる企業になるには、品質による差別化が必要不可欠」と断言した。その上で、「人材育成を進め、品質の担保につながる安全施工を徹底する」と宣言。「社名変更を期に、誠実で明るいプロフェッショナルな集団、顧客満足度ナンバーワンの企業を目指す」と誓った。

会では、手島信洋専務が新社名である「サンティー」に込められた「お客様と仲間、家族にTHANK(感謝)する」などの理念を解説。標章は、コーポレートカラーである太陽のようなオレンジ、鉄筋と三本の矢のように簡単に折れない強さの象徴としていることも紹介した。4月1日からは、中期経営計画において、「顧客の要望に応えるためには成長と発展が不可欠」とし出荷重量を5000㌧、売上4億5000万円の達成を掲げている。

同社は、1960年に創業した鉄筋工事業を営む専門工事会社。積算から運搬まで一貫した先進的なシステムを導入することで、業務の効率化を推進している。社内には鉄筋職人育成センターを整備し、社員の育成にも注力している。

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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。