東京都中小建設業協会などが合同研修を開催
更新日:2025/6/5
東京都中小建設業協会(都中建、渡邊裕之会長)は10~12日の期間、下水道メンテナンス協同組合と東京建設工業協同組合と共同で「2024年度・新入社員研修」を開催した。研修は、社会人としての心構えやビジネスマナー、建設業の基本などを学び、レポート作成を実施することで、アウトプット能力も養えるプログラムとなっている。

冒頭、渡邊会長は「今回の研修では、社会に出る上で大前提となるルールやマナーを身に付けることを心掛けてほしい。建設業界では、2024年問題や働き方改革の推進など喫緊の課題が多い。先行きの不透明な状況が続くが、早期に建設業を下支えする存在になることを意識し、新しい仲間と共に飛躍を目指してほしい」と挨拶した。

2日目以降は、徳力建設工業の鳥越雄太総務課長や山口建設の山口賢輔常務、足立建設工業の足立裕介社長、河津建設の河津修平社長などが登壇し、公共事業の流れや工程管理、設計図の見方などついて講義。建設業界の基本や構造、今後の展望などの理解を深めることで、新入社員時代から活躍できる基盤構築に努めた。
3日目の閉講の挨拶では、東京建設工業協同組合の手塚利行理事(手塚工務店・代表取締役)が「研修で学んだ内容が明日から駆使できることを期待している。困った時は、この3日間で作った仲間などにも助けを求め、共に支え合いながら日々を乗り越えていこう」と呼び掛け、研修を締め括った。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。