共同出資会社「東北アライアンス建設」が設立
更新日:2025/7/4
隂山建設(福島県郡山市)など東北6県を代表する地場建設会社7社は、みずほ銀行(東京都千代田区)と共同出資会社「東北アライアンス建設」を設立した。

同プロジェクトは、地域建設業各社の抱える課題と向き合い、地域経済の活性化と次世代への価値継承を目指すもの。地域に根ざした建設企業同士が連携することで、単独では困難だった「広域プロジェクトへの対応」や「デジタル化・DX化推進」、「大規模災害発生時の迅速な対応力の強化」の実現を手掛けていく。

みずほ銀行のイノベーションネットワークを活用することで、建設企業のDX化や人員生産性の向上、コスト削減なども推進していく。信用力の補完だけでなく、経営強化の観点からも東北アライアンス建設を支援し、地域における新たなサプライチェーンの構築やアライアンス形成に着手する。出資は、みずほ銀行の「価値共創投資枠」を駆使することで、東北6県を代表する建設企業の新たな取り組みを後押しする。

東北アライアンス建設は今後、 共創による「新たな地域価値の創出」と「持続的な成長」の実現を掲げ、次世代を担う地方建設業としての地域作りを支えていく方針である。
【設立会社の概要】
・会社名称:東北アライアンス建設株式会社
・本店所在地:福島県郡山市
・発行株式数:14000株(総額1.4億円)
・資本金:7000万円、資本準備金:7000万円
【東北アライアンス建設の構成企業】
・隂山建設(福島県)
・大森建設(秋田県)
・幸栄建設(山形県)
・タカヤ(岩手県)
・深松組(宮城県)
・藤本建設(青森県)
・NICHIUN(青森県)
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。