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東京建設工業協同組合 新春懇親会を開催

更新日:2025/5/2

東京建設工業協同組合(荒井和浩理事長)は1月30日、都内で新春懇親会を開き、適正単価の確保や職人の処遇改善、人材確保などへの課題解決の姿勢を見せた。

荒井理事長は、開催に感謝しつつ「近年、建設業界では就労者の減少や高齢化が顕著。特に日本人の新規入職者が少なく、外国人技能実習生の割合が年々高まる現状がある」と指摘。人材確保が喫緊の課題である現状を踏まえ、「業界の持続的な発展には、適正単価の確保と技術の継承が不可欠。現在、国土交通省と連携し、標準見積書のリニューアルや標準単価の策定を進めている。労務費や安全経費などの明示化により、適正な見積もりを推進し、処遇改善と人材確保につなげたい。建設業界の新たなスタートとなるよう、力を合わせて取り組もう」と挨拶した。

続いて来賓で参加した、東京建設業協会の野瀬達昭専務理事、東京都中小建設業協会の渡邊裕之会長、建設業労働災害防止協会東京支部の武藤一雄氏らが祝辞を述べた。

乾杯の挨拶では、日本型枠工事業協会の三野輪賢二会長が登壇し、「今年、当協会は創立50周年を迎える。型枠業界の中核組織としての役割を果たしながら、今後も業界の発展に向けて協力していこう」と呼び掛けた。

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