飲食店の内装仕上げワークショップ開催 女性技能者協会
更新日:2025/4/26
女性技能者協会(前中由希恵代表理事)は、京都府八幡市の男山北センター商店街にて、内装仕上げワークショップを開催した。舞台となったのは、新店舗として開店準備となっているカフェ「Gorille(ゴリール)」。当日は、大勢の参加者が集い、新しい店づくりをテーマにしたワークショップを開いた。

前中代表は、「子供から大人まで幅広い世代が参加し、実際に1つの店が出来上がる過程を提示できた。職人から作業の工程や楽しみを学ぶことで店舗への愛着が生まれ、建設業に携わる契機となれば、これほど嬉しいことはない」と挨拶した。

今回のイベントは、施主参加型の設計施行を行う「つみき設計施行社」(千葉県市川市)の協力のもとで実施した。講師として招聘された同協会の会員である上田装飾美術の上田ももえ氏の指導により、参加者は塗装・タイル貼りなどの作業も体験した。

参加者からは「自分の手で色んな作業ができたことで、店に対する思い入れが深まった。今からオープンが待ち遠しい」という声も上がった。オーナーの石川和良氏も「オープンまでに多くの方が関わった思い出の空間として、地域の方々に愛される店にしていきたい」と思いを述べた。新店舗のオープンは5月中頃を予定している。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。