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TSUCHIYAがTICオープニングセレモニー

更新日:2025/10/26

TSUCHIYA(岐阜県大垣市)は10月23日、大垣市内で新拠点「Technical Innovation Center(TIC)」のオープニングセレモニーを開催した。

新センターは、建設現場の生産性向上と安全確保などの課題を、AI活用やロボット化での解決を進めるために建設。初期の研究テーマとして「重機の自動施工」「遠隔監視システム」「構造計算支援ツール」の3分野を掲げ、地道な研究・開発を進めていく方針である。

冒頭、挨拶に立った会長兼社長の土屋智義氏は、竣工を喜ぶと共に「TICが人を育て技術を研鑽した上で、社会の変化に応えながら成長し、当社の技術力を発信できる拠点となるよう事業を展開していきた」と述べ、今後も地域と共同で、持続可能な社会と次の100年を見据えていくことを誓った。

設計監修を担当した隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)は、「これほど多くの丸太を活用したZEBビルディングは他にはない。変わりゆく建設業を牽引する存在として、更なる飛躍を目指してほしい」と期待を寄せた。

式典では、TICセンター長の浅野裕嗣氏らが各研究テーマの概要を紹介。実際の施工現場と遠隔操作で連携する様子なども披露した。当日は、協力会社関係者など約80人が出席し、大垣市長の石田仁氏らが来賓として招待された。

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