ヤブ原産業がメンテナンス剤をリリース
更新日:2025/5/2
ヤブ原産業(埼玉県川口市)は、体育館の床メンテナンス剤「ANZENノンワックス」の販売を開始した。

同製品は、ワックス・水拭きが禁止の体育館に使用でき、床面をスポーツに適したグリップ力の回復が可能なメンテナンス剤。文部科学省・環境衛生基準の定める揮発性有機化合物などの他、水分を一切含まないシックスクールにも対応。平米辺りの費用は22.6円と、ウレタン塗装の1/15程度のコストを実現する。
施工方法はワックス同様に、缶のノズルから直接体育館床面に適量を散布し、モップで均一に伸ばしながら塗布。その後の乾燥を経て完了となる。乾燥時間は、夏期(23℃)で1~2時間、冬季(10℃)で2~3時間ほどを要する。効果持続には4~6ヶ月に1度の頻度での施工を推奨している。

ANZENノンワックスは、2017年から文科省の通知により、ワックスおよび水拭きが禁止されたにも関わらず、多くの施設で使用されていた現実を鑑みて開発に着手。2年の歳月をかけ完成させた経緯がある。ヤブ原産業は、今後も建築材料メーカーとして蓄積した55年の知見を基に、管理者が誇りを持てる施設運営のサポートを継続する方針である。
問い合わせ先:hanbai@yabuhara-ind.co.jp
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。