八木建設が安全推進大会を開く
更新日:2025/6/18
八木建設(埼玉県本庄市)は6月13日、本庄市内で2025年度の安全推進大会を開催した。

開会にあたり、八木雅之社長はスライドを交えながら「本年3月に創立70周年を迎えることができた。日々、安全かつ高品質な施工に尽力いただいている皆様に深く感謝したい」と謝辞を述べた。その上で、「人と環境に優しいまちづくり」を今後の企業テーマに掲げ、人材育成や働く環境の整備、多様な人材が活躍できる現場づくりに注力する方針を表明。「安全と法令順守を徹底し、信頼される企業であり続けたい」と決意を新たにした。

協力会会長の笠本盛氏(ノーベル)は、「八木建設の安全大会は、形骸化されたものではなく、6月1日の法改正に伴う熱中症対策についても協力会として足並みをそろえ取り組む姿勢がある。常に一歩先を見据えている印象があり、今後の方針にも注目している」と語った。

式典では功労者表彰が行われ、渡辺寛氏(群馬シャッター販売)、岸貴典氏(中久圧送)、今井秀明氏(ヤマトワックス)の3名に、八木社長より表彰状が手渡された。安全唱和では、工事部の片山翠氏が「仲間の声で危険を防ごう 未来へつなぐ職場の安全」のスローガンを高らかに唱和。続いて、薬剤師・国際中医専門員の後藤良治氏が「健康経営~漢方で熱中症対策~」をテーマに講演を行った。

また、安全講話では、工事部の齊藤永輝氏が「事故事例から一人KYの重要性」、工事部主任の越田健太氏が「働き方の多様化に合わせた取組」、同課長の前田淳貴氏が「顧客および協力会社への挨拶励行」をテーマに登壇し、参加者は真剣な表情で耳を傾けた。
地域貢献活動の一環として、同市出身のBMXレーシング選手・沢田茉奈氏の支援内容が紹介され、沢田選手がゲストとして登場。会場は大きな賑わいを見せ、大会は盛会裏に閉幕した。

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クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。