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八木建設がYAGIビルドアカデミーを2026年7月に開校

更新日:2025/12/21

八木建設(埼玉県本庄市)は、社内大学「YAGIビルドアカデミー」を2026年7月に開校することを発表した。

同アカデミーは、「木造非住宅のプロを育てる 基礎を学ぶ大学」をコンセプトに、若手技術者の計画的な育成と建築人材の確保を目的に創設。育成が属人化しやすい建築現場の現状を改善し、若手が安心して成⾧できる環境の整備が急務と開校を決めた。3年間を育成の基本サイクルとし、年間24講義・計56時間を就業時間内で実施。施工管理技士の資格取得支援も含め、若手が責任ある現場管理者へと安心して成長するため趣向を凝らしている。

カリキュラムでは、1年目は現場で必要な基礎を体系的に学び、2年目は更地から完成するまでの流れの理解や、木造住宅の責任者としての不安を軽減する内容を盛り込んでいる。3年間は社会人として成長する期間と位置付け、キャリア形成の後押しとなる施工管理技士の資格取得も後押しをする他、同世代で横の繋がりを育み、悩みや不安を共有しやすい環境づくりも目指す。講義は主任・管理職が担当。将来的には、若手職員を講師に抜擢することで教える経験を成長に活かす機会にする狙いもある。テキスト作成には経営層も参画。社内に蓄積された知識を体系化した教材としてまとめる予定である。

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