矢作建設工業がファンジャケットリニューアル
更新日:2025/7/28
矢作建設工業(名古屋市東区)は、オリジナルのエアパッド付ファンジャケット(空調作業服)をリニューアルした。

今回の取り組みでは、ファンジャケットの上からフルハーネスを着用できる仕様に変更し、着脱の簡素化を実現。エアパッドにより良好な風通しができる空間を確保し、首元の温度を従来から2~3℃ほど低下することに成功した。フルハーネスも30%ほど軽量化したことで、女性やシニア職員を含む全現場職員に大幅な負担軽減を提供する。
建設現場で義務付けられるフルハーネスは、重量かつ身体的負荷がかかり、既製品では着脱が煩雑であるという運用上の課題があった。この機会に同社は、ユニフォーム制作会社と綿密な協議を重ね、オリジナルのファンジャケットを開発。今年6月に施行された、企業に対する罰則付き熱中症対策義務化へのサポートにもなり得る。
今後も矢作建設工業は、現場職員の就労環境改善と熱中症対策を強化し、安全・安心を最優先にした組織運営を継続していく方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。