大和財託が建築技術職の給与を最大20%アップ
更新日:2025/5/2
収益不動産を活用した資産運用コンサルティング事業を展開する大和財託(大阪府大阪市)は、来期2024年9月より建築技術職(設計・施工管理職)の賃上げを実施する。

2023年9月より全正社員を対象に給与を平均10%ほど引き上げていたが、更なる成長促進と優秀な人財確保を目的に、今回の改定を決めた。賃上げ幅は4~20%。若者の「建築業界離れ」を深刻な問題として受け止める同社が、建設業界に蔓延する「労働時間は長く低賃金」という慣習を変えていくことを目的としている。社会保険完備・労務管理の徹底や、労働基準法を遵守した働き方を実現することで、建築業界にある旧来のイメージ払拭を目指す。給与の改定は、今後も随時行う方針である。
大和財託のビジョンは、資産運用の総合サービスを通して人々の幸せと、地域社会・国の発展に貢献すること。今回の取り組みも、同社が掲げるビジョンを具現化するための施策となっている。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。