防災ワークショップを開く 土木技術者女性の会ら
更新日:2025/4/26
(一社)土木技術者女性の会・中部支部は、8月3日に愛知工業大学と大府市と共同で「ドボジョと学べる!防災ワークショップ~土木女子(ドボジョ)といっしょに防災について考えよう~」を大府市内で開いた。事前に申し込みをした16人が参加し、実験やクイズなどを通じて、土木と防災の関わりや災害時の行動などについて学んだ。

冒頭、挨拶に立った前川利枝支部長は「自然災害が発生時、身の守り方を学ぶと同時に、土木が果たす役割を知って、土木に興味を持ってほしいと開催した。今日のワークショップで何らかの気付きを得て頂けると、これほど嬉しいことはない」と述べた。
当日は、ペーパークラフト教材「紙ぶるる」を使用し、地震に強い構造物について学習した。また、同施設の「水害・地震体験コーナー」で災害が発生した際の変化の体験や、実際に土のうを作り、プール状に積んで水をためる実験を行った。

参加者からは、「地震が起きた際の行動を知れてよかった」「災害は命を奪う強敵だと思った」「土木について詳しく知れて良かった」などの声が上がり、災害対策の重要性を体感したワークショップとなった。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。