ローカスブルーがゼンリンの連結子会社になる
更新日:2025/4/26
ローカスブルー(東京都渋谷区)は、4月1日付でゼンリン(福岡県北九州市)による株式取得が完了し、連結子会社になったことを発表した。

同社は、建設業界の業務効率化・3D点群データの利活用を推進するスタートアップ。ゼンリンは、多様なニーズに対応した位置情報のデータベースビジネスを展開しており、これまで両社の培ってきた技術・ノウハウなどを掛け合わせることで、更なる利便性の向上を目指していく。
ローカスブルーの宮谷聡社長は、「今回の連携で、より広範なマーケット展開と技術革新が加速できることを嬉しく思う。ゼンリンの広範な販売網と豊富な地図データベースを活用し、当社の技術が更に多くの顧客に受け入れられることを期待する。今後は、日本に限らず世界中のユーザーにとって不可欠なプロダクトを提供していきたい」と展望を述べた。
ローカスブルーの提供する「ScanX(スキャン・エックス)」は、現場での状況解析や工事の進捗管理を実行できるクラウド型のソフトウェア。取得した点群を基に工事計画との差分や必要な土量計算、進捗報告のためのデータ共有などを低コストで完結できる。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。