日本防水工法開発協議会が冬季研究開発会議を開催
更新日:2025/4/28

日本防水工法開発協議会は2月22日、オンラインで冬季研究開発会議を開いた。同会議は、会員同士が工法・商品の付加価値向上を目的に、外部から講師を招き具体策などを協議するために設けた機会。当日は、多くの会員が参加し、各々の活動報告や現在抱える課題などを共有した。

冒頭、開発担当の渡辺秀記氏は「これまで当協議会では、技術的な話題が主流だったので、本日はマクロな視点をテーマに設定した。具体的には昨今の国際情勢と建設業に特化したDXの取り組みに関する発表となる。貴重な機会として、日々の業務に活かしてほしい」と挨拶した。
講演では、多摩大学の国際交流センター⾧・巴特尓氏が「アジア経済の現状と今後」をテーマに、中国の歴史における変遷や、市場経済から読み解き方、今後の展望などを紹介。続いて、クラフトバンクの津吉沙織里氏が「建設業・専門工事会社における IT 導入」として、同社が提供する建設業に特化した経営管理ツール「クラフトバンクオフィス」を説明した。建設会社のバックオフィス業務を軽減する同サービスが、どのような過程で生産性向上を実現できるか。また、各社の特徴に合わせたカスタマイズが可能で、導入後もサポートの徹底を可能にするかなどを解説した。
活動報告では、ビルドリペア技研工業やクボタ金属の担当者などが、日頃から取り組む事業に関わる活動などを紹介し、終了後は全会員による課題共有を行った。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。