クェスタが現場向け弁当注文サービスを始める
更新日:2025/5/2

クェスタ(埼玉県川口市)が、工事現場専用の弁当注文DXクラウドサービス「現場めし.com」をリリースした。休憩室に設置したタッチパネルや、スマートフォン、パソコンなどから注文ができ、電子決済にも対応する。

これまで建設現場での弁当注文は、現場に関与しない事務員が一括で依頼し、個別に集金作業を行っていたため、負荷が大きくミスも多発するなど、トラブルの要因となっていた。
「現場めし.com」では、職人自身が電子決済で注文するため、注文や集金作業が不要になる。これにより、事務作業の負担が軽減され、注文漏れがなくなるなど、大幅な業務効率化が期待できるという。
末武陽平常務取締役は、「当社は、主に工事現場向けデジタルサイネージや現場効率化アプリを提供するスタートアップだが、今回の『現場めし.com』は、現場の困りごとを受け、これなら当社の技術で解決できるとリリースを決めた。今後も建設現場の負荷を減らすため、技術革新を進めていきたい」と述べた。
クェスタでは現在、限定10現場に高級弁当5食をプレゼントするキャンペーンを開始。それと同時に「現場めし.com」を試験的に導入する建設現場も募集している。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。