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吉川工業の「ハーネスアラート」がNETIS登録

更新日:2025/5/2

吉川工業株式会社(福岡県北九州市、吉川和良社長)の安全帯フック着脱確認システム「ハーネスアラート」が、国土交通省新技術情報提供システムNETISに登録された。高所作業現場で使用される墜落制止用器具のフック未使用者や、かけ忘れを検出すると警告音で注意喚起し、現場の安全確保、墜落・転落防止に貢献する。

同製品は、安全帯にタグ内蔵センサーを設置し、フックホルダにフックが掛かっているか、外れているかを基準にフックの使用・未使用を判断するもの。未使用の場合は、付属のスピーカーなどから警告音を発信する。センサーは、マジックテープで市販のハーネスや胴ベルトに後付けが可能。現場の延長や形状に応じて、フックの使用エリアを選べる3種類の「エリア設定機」を提供する。警報エリアが360°で半径2~7メートルに対応するスポット型、最大40メートルの横長な範囲に対応するロープ型、最大50メートルをカバーするワイド型を揃えており、いずれもクランプで現場に設置する。 

<ロボット型>

2022年3月発売以来、公共工事現場での活用実績に加え、総合建築企業やプラントメーカーを中心に導入が進み、高所作業現場や開口部作業、天井クレーン点検などで使用されることが多いという。

NETIS登録番号は「QS-240022-A」。登録技術名称は安全帯フック着抜確認システム「ハーネスアラート」。