日本足場会が例会などを開催
更新日:2025/6/2
日本足場会(代表理事・星山忠俊氏)は3月21日、都内で例会を開催した。業界の発展や課題について意見を交わす場として定期的に実施しており、全国から約20人の会員らが集まった。

例会では、同会理事の黒木卓也氏(黒木工業)が「主体者たれ」をテーマに講演。自身の生い立ちや経営における考え方、社員との関わり方などについて語った。「現場の職人1人ひとりが主体的に動くことで、より良い仕事に繋がる。経営者はその環境を整えることが大切だ」と述べ、具体的な取り組みとして、社内コミュニケーションの強化や人材育成の工夫の仕方を紹介した。参加者からは「うちの会社でも取り入れたい」「現場の意識改革につながる話だった」といった声が上がった。講演後にはグループディスカッションが行われ、業界の課題や解決策について活発な議論が交わされた。

また同会監事の斉藤寿和氏(ディクタクス)より、26年度に新たに広報委員会の設立することの他、6月20日に総会を開催することも告知された。

例会終了後には懇親会が開かれ、参加者同士が日頃の悩みや情報を共有。参加者は、「こうした場があることで、同業者同士のつながりが深まる」と話した。

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クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。