クラフトバンク総研

AIダンプキーパーがNETIS登録

更新日:2025/5/2

アーキット(札幌市中央区)と萩原建設工業(北海道帯広市)が共同開発した、「AIダンプキーパー」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録された。登録番号はKT-240141-A。

AIダンプキーパーは、現場に設置したカメラ映像を独自AIで解析し、これまで目視で実施していた土砂運搬車両(ダンプトラック)の確認や記録などを自動で行うシステム。AIにより工事車両を判定し、現場作業員の代わりに応対が可能になったことで、現場の省人化と生産性向上を実現する。

従来、建設現場では渋滞対策や道路の汚損対策、土砂運搬のサイクルタイム改善などに作業員を配置し、目視による管理を行ってきたが、AIダンプキーパーの提供により作業者の負担軽減を実現した。

今回は、萩原建設工業が培ってきた現場の知見とコア技術を基に、アーキットがシステム開発を行った。今後、実際に工事でAIダンプキーパーを利用した施工者は、工事成績評定での加点対象となる。