IMEがインターンシップ制度「アイインターン」を開始
更新日:2025/6/2
IME(岡山市北区)は、インターンシップ制度「アイインターン」事業を始め、専用サイトを開設した。

同事業は、業界全体に蔓延するメンテナンス専門の技術者不足を考慮し、同社が一時的に若手技術者の育成を行う制度。他社からの参加を募ることで、同社が保有する技術を伝承し、補修・補強の施工管理業務に関する技術の習得を手掛けていく。企業に帰還後も、IMEから継続したサポートを受けられるなど、安心して橋梁補修・橋梁耐震工事を学ぶ体制も整えている。

講師としては、同社に在籍する国家資格保持者や、コンクリート診断士等の有資格者が行なう。身に付けられる技術は、インフラメンテナンスに特化した施工管理の他、同社が保有する3Dレーザースキャナー、ハンディースキャナー、3Dアニメーションなどの3D技術をはじめ、鉄筋探査機、引抜探査機、付着力試験機の操作技術など。施工時の写真撮影、搬入材料の荷受け、打ち合わせ、工事関係書類の作成から、写真整理・管理表の効果的なまとめ方なども伝授していく予定である。さらに、1級土木などの資格取得サポート体制も充実している。

アイインターンは、2月19日に開催した「第47回ベンチャーマーケット岡山」での発表を経て正式にリリースした。IMEの経営革新計画のテーマ「最先端3D測量機器を活用した高精度測量による施工サポート事業の確立」を基に推進する事業であり、3D測量に関連した事業を展開する企業の社員が現在第一号として、アイインターンにて技術を学んでいる。

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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。