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秋田県建設業協会が定時総会

更新日:2025/6/2

 秋田県建設業協会(北林一成会長)は5月28日、秋田市内で2025年度定時総会と表彰式を開いた。任期満了に伴う役員改選では北林会長が再選し、3期目の続投が決まった他、事業計画や収支予算報告などを決議、報告した。来賓には、国土交通省東北地方整備局の西村拓局長、厚生労働省秋田労働局の山口覚史部長、秋田県建設部の小野潔部長が招かれ祝辞を述べた。

 北林会長は、「地域建設業は、安全・安心に暮らせる社会基盤づくりの主役を担う産業として、雇用や経済活動を支え、災害発生時には最前線で対応に当たる地域の守り手として極めて重要な社会的使命を担っている」と述べ、「この使命を持続的に果たすには、公共事業などによる安定的・持続的な事業量の確保が不可欠。関係団体と連携して提言・要望する共に、働き方改革や生産性向上などを一層進めていく」と呼び掛けた。

 西村局長は、「『東北未来働き方・人づくり改革プロジェクト』に基づき週休2日工事の拡大、ICT施工の導入、建設業の魅力発信を推進する」と協力を呼び掛けた。

 2025年度は、県内8地域の建設業協会と公共事業の予算確保と円滑な施工、週休2日完全実施、建設産業活性化センターとの連携、鳥インフルエンザ・豚熱対応の訓練、積極的な広報などを実施する予定。

 当日は、秋田県建設業協会表彰や全国建設業協会表彰などの贈呈式も執り行われ、受賞者らを祝福した。