第53回通常総会を開催 東京都中小建設業協会
更新日:2025/6/2
東京都中小建設業協会は、5月28日に第53回通常総会を開いた。

冒頭、渡邊裕之会長は「時間外労働時間の上限規制適用から1年が経過したが、協会としては急騰した資材価格への物価スライド制の適用拡大や働き方改革の推進などについて、東京都各局に要望活動や意見交換などを行ってきた。喫緊の課題として取り組むべきは担い手確保の育成・定着だ。協会では、中小建設業の未来のため、若く優秀な人材の入職促進を目指し、企業説明会やインターンシップの実施など、様々な対策を取るので力を貸してほしい」と挨拶した。

当日は、2025年度の事業計画などを承認。会長表彰では、佐久間藤樹氏(佐久間建設)に役員感謝状が贈られた。また、塩浦智之氏(成友興業)と高橋亮氏(新日本興業)には事業功労感謝状が贈呈された。
2025年度は、働き方改革や生産性向上の推進、担い手の確保・育成・定着、DX・SDGs、BCPの点検と見直しなどを実施していく方針である。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。