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各務会長が続投 岐阜県建設業協会

更新日:2025/6/3

 岐阜県建設業協会(各務剛児会長)は、5月28日に岐阜市内で第68回通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、各務会長(青協建設)が再選を果たした。

 冒頭、各務会長は、昨年相次いだ能登半島地震や豪雨・豪雪などの深刻な災害に触れ、「当協会では国や県と連携し、会員企業の総力を挙げて災害対応に取り組んでいる」と述べた。その上で、下水管の老朽化をはじめとするインフラ課題への対応が求められる中、「地域に企業が継続的に存在し続けるには、安定的な事業量の確保が不可欠」と強調。「将来の担い手確保に向け、DXを活用した生産性の向上を図り、給与・休暇・将来性・仕事の魅力を備えた業界を築きたい」と意気込みを述べた。

 本年1月に新たに岐阜県知事に就任した江崎禎英氏は、ビデオを通じて「安心して暮らせる、人が集う魅力ある岐阜の実現には、インフラ整備と防災対策が欠かせない。実現に向け、力を貸してほしい」とメッセージを送った。

 総会では、2024年度の事業・収支決算報告に加え、全国建設業協会表彰と岐阜県建設業協会長表彰の伝達が行われた。来賓には、国土交通省中部地方整備局の佐藤寿延局長、岐阜県議会議員の小原尚氏、猫田孝氏らが招かれた。

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