ボランティアを実施 日塗装秋田と秋田中央塗装業組合
更新日:2025/6/11
日本塗装工業会秋田県支部(飛鳥淳支部長)と秋田中央塗装業組合(佐々木稔組合長)は、6月6日に秋田市大森山動物園で33回目となるボランティアを実施し、人気スポットの路面などを塗装した。

作業は、事前の打ち合わせで決められたペンギン観察用のデッキ、ラクダへの餌やりが可能なゲート、ヤギなどが入る「ふれあいコーナー」囲いの木製部分を対象に、塗装を施すことで美化に務めた。トラとライオンの園舎周辺にある3ヶ所の観察ポイントで、紫外線を効率的に反射し、蓄熱作用を軽減する関西ペイントの「ヒルムA」を塗装。夏期の路面温度上昇を約10~15度抑制する効果があるとされ、訪れた人達が少しでも快適に過ごせる環境づくりに貢献した。

飛鳥支部長は「地球温暖化が進み、特に夏には気温や照り返しが厳しくなる。我々の取り組みが来園者のみならず動物にも優しい環境に繋がれば嬉しい。そして、塗装と役割について関心を持ってほしい」と意義を説明する。

同動物園の本間弘生園長は「長年に渡って園の魅力向上に貢献して下さり感謝している。施設の塗装まで手が回らず、大変有り難い」と謝辞を示した。

当日は、会員企業から女性の職人も含め約40人が集まり日頃培っている技術を遺憾なく発揮した。来年度も園内の異なる施設を対象にボランティアを実施する計画でいる。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。