第34回定時総会開催 日本下水道管路管理業協会
更新日:2025/6/12
日本下水道管路管理業協会(長谷川健司会長)は6月10日、東京都内で第34回定時社員総会を開催し、2025年度の事業計画や収支予算などを承認した。

冒頭、長谷川会長は、今年1月に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故について、「大変残念な事故が起きてしまった。業界団体として同様の事故を防ぐためにどのような技術で対応していくのかを突きつけられている」と危機感を強めた。全国約5000キロの大規模下水道管を守るため、空洞調査の技術や工法のアップグレードが求められており、「皆さんと協力して課題を1つずつ解決していきたい」と述べた。

続いて、埼玉県八潮市の道路陥没事故の被災対応を担った会員68社に感謝状を贈呈。長谷川会長が各支部の代表者に感謝状を手渡した。会員を代表して大淵久敬本部理事・関東支部長は、「日々状況が変わる過酷な状況の中で会員の協力のもと無事故で業務を全うすることができた。今後も会員同士や会員と行政の連携を強めていきたい」と決意を述べた。

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クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。