松隈智光さん(昭和日本化成株式会社・常務取締役)
更新日:2025/9/11
今年5月に九州シーリング工事業協同組合・青年部会長のバトンを後進に託した。10年近く担ってきた重役。自身は現在も青年部に在籍しており、「何かあれば、いつでも新体制をフォローしたい」と全体を見渡しながらの活動を実施している。


近年、新築・リニューアルの双方に専念できるよう部署を2つに分割。新築を主軸にしながらも、リニューアル部門も伸び代と捉えており、各種シーリング・防水工事、改修工事などを展開する。直近の課題は「人手不足」。優秀な社員、若い社員に恵まれているが、「全ての需要に応じ切れない状況が歯痒い」と本音を語る。全ての事業は会社同士の繋がりによって成り立っているが、「最後の決め手となるのは『人と人』。現段階から何が起きても揺らがないよう組織の盤石化を心掛けていきたい」と覚悟を示す。


会社は今期で67期目を迎えており、「あと10年も経てば、次の世代に経営を引き継ぐことも視野に入れる必要がある」と先を見通す。企業永続を実現するための必須事項は、「会社全体の強化と高品質な施工、誠心誠意のサービスを積み重ねること」。今後も同社は、顧客の居住環境に密着したライフソリューションの提案により、時代を拓く最適な技術を届けていく。

昭和日本化成株式会社のHP:https://showa-nihonkasei.com/
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。