水野 淳一さん(クライミング・ワークス株式会社・代表取締役)、水野 皓貴さん(取締役)
更新日:2025/11/25
ロープ技術に携わり35年。クライミング技術を活かし、塗装や防水施工を手がける中、顧客の要望を受けロープアクセス工法を導入した。当初は危険視され、市販の道具もなく試行錯誤が続いたが、次第にその有用性が認められ、観音像の補修に携わるまで成長を遂げる。「営業なしでも口コミで依頼が絶えず、直受注が可能になった」と確固たる自信を見せている。


協力会社の確保に悩んだ時期もあったが、SNSを通じて4U(東京都清瀬市)の上田雅人社長と出会い、ロープワーカーズコミュニティ(RWC)に加入。「全国の仲間と繋がれことで事業エリアが広がり、大規模な案件にも対応できるようになった」と語る。ロープ工法は工期短縮やコスト削減の大きな可能性を秘めており、より多くの建設会社へ導入を促したい」と力を込める。

水野社長は5年後の引退を視野に、技術継承にも取り掛かる方針だ。後継者は息子でもある皓貴取締役。幼少期から父の姿を見て育ち、コロナ禍を機に修行を開始し、現在は単独で現場を任されるまでに成長。「人に頼る環境から脱し、技術を自らの手で掴み取りたい」と覚悟を持ち、日々研鑽を積んでいる。

「家族に自分の仕事を認められ、覚悟を持って継承できることが、これほど嬉しいとは体験するまで知らなかった」と水野社長は感慨深げに話す。皓貴取締役は小学生時代からサポートしていた経験もあり、言葉交わさずとも意思疎通ができるシーンも多いようだ。「引退の日を迎えるまで、これまで培った技術を後進に伝え、引き続きロープ工法の普及に貢献していきたい」

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クライミング・ワークス株式会社のHP:https://climbingworks.jp/
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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。







