嶋田理恵さん(三原田組・建築部住宅地盤課)
更新日:2025/12/18
今年11月に会社が「DX認定事業者」として承認された。この過程において社内で担当者としての指名を受け、プレッシャーが掛かる中で責任を全うした。主に任された任務はリスキリングを通じてデジタルスキルを身につけながら、自社内でDXを自走できる仕組みを整えること。ゼロからGoogleのスプレッドシートやLooker Studioなどを学び、通常業務に落とし込むことで、誰でも応対できるよう工夫を凝らしたという。


「DXを加速させれば生産性は上がる」という概念を頭では理解していた。しかし、実際にその実現までに実施すべき作業量を知った際は、「正直、驚きを隠せなかったが、『ここで私が諦めたら、社内の発展が途切れてしまう』と覚悟を決め、約2年間のプロジェクトに取り組めた」と胸を張る。この機会に吸収できた全てを「社内に還元することが、私の重要な役割になる」と視線は常に前だけを見据えている。


直近の課題を「会社を代表してDXの意義を現場にも浸透させること」に設定。「今までの人生で最も濃密な学びを得られた」と語る通り、今後どのようなプラスの循環を提供できるか興味が尽きない。「DX推進により誰一人取り残されない会社を作る」。確固たるスタンスを堅持する姿は頼もしく、今後の同社の更なる躍進から目が離せない。


三原田組のHP:https://miharada.co.jp/
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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。







