「木造平屋建ての貸店舗」 近藤建設
更新日:2026/5/1

近藤建設(埼玉県ふじみ野市)が、東京都多摩市内で施工したCLTパネル工法を用いた木造平屋建ての貸店舗が完成し、3月26日に引き渡しを実施した。

同建物には、日本CLT技術研究所オリジナルの「LC-core構法」を採用。CLTパネル工法の高い耐震性能を維持しながらパネル使用枚数を抑え、広々とした開放的な空間を実現した。当初は2×4工法での計画が検討されたが、大開口を多く設ける設計条件に対応するため、より自由度の高い同構法に切り替えた経緯がある。

意匠面では、L字型コーナー部の大開口サッシで店内と屋外の一体感を演出。柱や梁・天井を構造材の現し仕上げとし、木の温もりを感じられる空間にプロデュースした。完成した店舗には世界的なコーヒーチェーンが入居し、地域のにぎわい創出にも貢献している。

日本CLT技術研究所は、木質建材CLTについて「中高層建築だけでなく平屋建てにおいても質の高い空間づくりが可能だ。規模・用途を問わない幅広い活用提案を通じ、CLTの更なる普及を推進する」と方針を掲げる。
設計・施工は近藤建設、構造設計は、ライフデザイン・カバヤ(日本CLT技術研究所)が担当した。
【概要】
・工事名称:多摩市東寺方計画 新築工事
・工事場所:東京都多摩市大字東寺方字五号648番の3
・用途:貸店舗(飲食店)
・構造:木造 平屋
・工法:CLT パネル工法(LC-core構法)
・敷地面積:1,818.38㎡(549.96坪)
・建築面積:190.84㎡(57.73坪)
・延床面積:172.08m2(52.05坪)
・設計・施工:近藤建設株式会社
・構造設計:ライフデザイン・カバヤ株式会社(日本CLT技術研究所)
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。








