大原 龍樹さん(はちのじ株式会社・代表取締役)
更新日:2025/3/27
2023年にロープアクセスを活用した施工を手掛ける会社として「はちのじ(神奈川県横浜市)」を設立。「お客様に困りごとがあった際、まず相談してもらえる身近で便利な存在になりたい」と意気込みを述べる。ロープアクセス技術を活かした効率的な作業提案を強みにしながら、清掃や塗装・防水、看板工事から空調配管工事など多種多様な案件を受注している。


航空自衛隊の管制官を経て、家庭の事情で父親が経営していたビルメンテナンス会社に入社した。約10年間の経験を積んだ後、新しい分野への挑戦を決意。同社を立ち上げた経緯がある。自身でロープアクセス技術に惚れ込んでおり、「高所作業に憧れる若者が増えるよう、業界全体を活性化していきたい」と前だけを見つめる。


現在、仕事の受注は多く、協力会社に依頼せざるを得ない機会も増えた為、「社員を2倍に増やし受注案件を増加させたい」と事業拡大の意思を明確に示す。挑戦はまだ始まったばかり。どんな要望にも柔軟に対応する姿勢は、顧客との信頼関係の拡大・強化に繋がっていくはずだ。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。