奥野大輔さん(株式会社プレジオ・製造本部 工事部・部長)
更新日:2025/4/28
奥野大輔さん(株式会社プレジオ・製造本部 工事部・部長)
会社のホームページ= https://pregio.co.jp/

2017年の入社以降、会社初となるホテルの建設を統括するなど、目覚ましい活躍を続けた結果を受け、昨年度は工事部長に就任した。用地取得から企画、設計、建築、リーシング、売却まで、全てをワンストップで行える特徴を活かし、大阪市内を中心に担当案件の施工管理を手掛けている。

奥野部長が細心の注意を払う項目が「安全・品質への意識」。無事故が至上命題という現実を受け入れ、日頃から定期的な安全パトロールの実施や徹底した社員教育を心掛けている。全ての工程を自社で行うように変わってから約10年。短期間で施工部隊が80人に増えるなど、飛躍的な成長を続ける反面、部署内の意思疎通・情報共有には人一倍気を遣う。資格取得に向けた費用の全額負担は、特に若い社員に好評で現場のモチベーション向上に直結しているという。

「当面の目標は、部署内の組織体制を盤石化すること」と断言。現在は、自身の直下で統括として働く社員を増やし、これから創設を目論む工事課の所属長に各々を配置することを想定。部署内に新たな競争性を生み出すことで、更なる組織の活性化を計画しているようだ。急激な飛躍を見せるが故の成長痛は確かに存在する。しかし、奥野部長には「あらゆる物事に障壁は付き物。この課題をクリアしていくことが私の責務」と並々ならぬ覚悟を見せる。ワンストップでのビジネススキームを確立するプレジオ。工事部を中心に会社が良き方向に変容し続ける可能性は極めて高い。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。