大橋至孝さん(有限会社甲子庭園・工事部)
更新日:2025/9/18
小さい頃から、日々の環境の中で、叔父や父の背中を見て育った。その姿勢や働く姿に自然と影響を受け、「自分もいつか力になりたい」という思いが心に芽生えていた。入社から15年が経過しようとしており、経験を積む中で機械操作や剪定技術を習得。次第に仕事の奥深さと魅力を実感するように変化した。

深刻な人手不足に直面する中、昨年12月にバングラデシュから外国人技能実習生を1人迎え入れた。若手社員と共に指導に当たり、社内外で高評価を得る人材を育成できている。「建設現場では常に危険と隣り合わせであり、安全管理の徹底が最優先」という信念から、指導の際は冷静かつ丁寧な対応を心掛ける。ジェスチャーを交え、分かりやすく伝えることでスムーズな技術の修練が積める環境を意識している。
「当社の財産は、『物を大切にし、きれいに使う文化』や『チームワークの良さ』。今後もその価値を守り続けることで、地域社会の発展に貢献していきたい」と確固たる信念を述べた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。