村上 祐介さん(株式会社ユニバーサル建装・代表取締役)
更新日:2025/10/7
父が塗装会社を経営していた縁で、新卒から5年ほど現場経験を積んだ後に独立。個人事業主として行き詰まりを感じ始めた時期に、「地元の青年会議所に加盟したことが転機となった」と当時を振り返る。会員には、既に組織崩壊を克服した経営者や、人心掌握に長けた2代目社長など、優秀なメンバーが多く在籍していたことに刺激を受け、法人化を決意した。

これまで企業を対象にビジネスを展開してきたが、「今後は一般消費者にも視野を向ける」と表明。YouTubeやTikTokなどSNSを基軸にした集客の特化も模索する。最近では経営者コミュニティ「REAL VALUE CLUB」にも所属し、インフルエンサーでもあるBUDDICA(香川県高松市)・創業者の中野優作社長とも関係を構築し始めており、習得した全てを会社の発展に活かすことに集中する。外壁関連の改修工事・雨漏り検査・断熱発泡ウレタン施工など。幅広い業務を手掛けられる会社として更なる発展を志している。


中長期的な目標は「売り上げ150億円まで会社を成長させること」。その過程で最も重視するのは、「TTP(=徹底的にパクる)」と宣言。先人が業績を上げた秘訣を丹念にリサーチし、自社の長所として定着するまで「とにかく模倣を繰り返す」と公言するスタンスが清々しい。気持ちばかりが急いでしまう日々もある。しかし、「大阪で1番の塗装会社になる」という野望を叶えるため、「この数年が勝負」と確固たる覚悟で今日も誠実な経営を心掛けている。
株式会社ユニバーサル建装のHP: https://universal-kenso.com/
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。